よかれと思って大惨事

感情と思考の供養

納税の教え

みなさん。クリスマス、どうお過ごしですか?僕は労働に次ぐ労働です。

 

ひどい。労働環境がとにかくひどい。ブラック。日々残業がとどまるところを知らない。飛ぶ鳥を落とし、竹を破り、竜昇り虎に騎す勢い。あるいはブレーキの壊れた自転車で急坂を下る勢い。もしくは(            )である(自由記述 15点)。ブラックな社内で寝ないようにBLACK☆BLACKを噛みながら働いている。昔、父が好んで噛んでいたガムを噛みながら、コーヒーを血液に注入する勢いで飲んでいる。

ブラックブラックガム|ガム|お口の恋人 ロッテ

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ひどいときには朝7時から終電ぎりぎり23時頃まで働いている。昼休みを含め、拘束時間は16時間。通勤に往復2時間かかるとして、合計18時間を労働に費やしている。1日は24時間と聞いているので残りは6時間のはずだが、ここに食事や風呂の時間などを入れると、睡眠時間はなんじかんでしょうか(10点)。

そんな生活が、かれこれ半年近く続いている。よくもっている方だと思う。持っていないのにもっているとはこれいかに。ガハハ。これだけつまらないとむしろ心配になってきませんか?なってください。

 

なぜここまで働かねばならないのか。なぜ辞めないのか。金か。いや、確かに金は欲しい。2兆円欲しい。5兆円でもいい。金銭面の不安、次の就職先が決まるかわからない不安。しかし不安のみを頼りに働くにはあまりにも磨耗してしまった。好きでもなく、やりがいもなにもない中で正気を保つためには、少しでも悦びがなければ難しい。仕事を面白いとは思えなかったし、糧にできたことがあるかは疑わしい。仕事のみの人生で、仕事以外に悦びを見いださねばならない。

 

弱った精神には宗教が響く。

納税。これこそが我々人間の生きる悦びであり、お税様こそが人間を人間足らしめる。労働の比ではない悦びが納税にはある。

納税こそ正義。納税こそ悦び。納税は救い。お税様にすべてを捧げよ。我々人間はお税様の尖兵である。そのために私は労働マシーンになる。どんなに苦しいときもお税様は我々を見つめていてくださる。給料明細、物を購入したとき、相続のとき。ただ生存しているこの瞬間ですらもお税様は決して目を逸らさない。なんと心強い。お税様、私は貴方のしもべでございます。ですからどうかお慈悲を。私以外からたくさんお搾取ください。

 

納税教をひらいてもいいかもしれない。宗教って非課税なんでしたっけ?最高じゃん。

あー、脱税したい。こんなに脱税したいのになんでできないんだろう。さすがお税様。