よかれと思って大惨事

感情と思考の供養

方々見聞録・四国1

友人たちに機会をいただき、ずっと行きたかった四国を回遊できたので、備忘のために見聞録を書いておこうと思う。

まず、四国は広かった。大きさは岩手より少し大きいくらいだが、見所が点在しているので体感としてはかなり大きく感じられた(岩手は都道府県別で北海道に次ぐ大きさ)。5泊6日だったけど、それでもいくつか巡れない場所があった。

その広さをまわるのに重要なのが交通網。四国旅行は終始これに悩まされる。

鉄道ルートはあまり当てにしない方がいい。路面電車がゆっくり走っている。ルートも大回りしているので、存外時間がかかる。交通系ICは特定のローカルの物しか使えないので注意したい。東京近郊に住んでいると、運行本数や発車間隔など、その辺りの感覚が合うまで少し時間がかかってしまう。調べずに行った先で1時間待ちなんてことはざらで、座るスペースはあってもそれ以上の施設はないことが多い。

ならば車となる。乗り捨て前提になるが、結構いい値段してしまう(1日で¥20,000前後)。

その代わりバスのルートが豊富(片道¥5,000前後)。全部まわりたいけど移動の費用は抑えて他にお金を遣いたい場合は、それぞれをうまく組み合わせると安く済ませられるかと思われる。

今回のルートとしては東京駅から広島の福山駅へ新幹線。そこからバスでしまなみ海道を経由し、愛媛(バス)→高知(特急)→香川(特急)→徳島。乗り捨てしないで観光する場合はレンタカーを使用した。

 

今回の経路図

 

◎広島

福山駅尾道ラーメンを食べてから、しまなみ海道を通り、バスで愛媛へ。

広島から愛媛間にある島々を橋で結んでいるしまなみ海道。海の上を移動しているのが新鮮で最初はテンション上がったけど、海に見慣れてくるとだんだん眠くなって後半は記憶がない。そもそも前夜に落語を見に行って遅くなってしまったのも大きい。レンタサイクルでもして自転車で駆け抜ければ気持ち良いだろうが、2、3日はかかりそうだ。

◎愛媛

今治到着。タオルが有名だし勝手に栄えていると思っていたが、期待とは違っていた。しまなみ海道のためなのか、駅にレンタサイクルやら自転車の設備が色々あったが、門外漢なのであまり気にならなかった。

特急に乗って道後温泉へ。注意するのは鉄道。松山駅(JR)とJR松山駅前駅、松山市駅(共に伊予鉄道)があり、しかも目と鼻の先。これには毎回混乱した。書いている今も混乱しているくらいだ。路面電車は初めは乗り方が不安だった。交通系ICはローカルのもののみで、Suica等は不可。

道後温泉には坊っちゃん団子やら坊っちゃん列車なるものがあった。なるほど、坊っちゃんの舞台は愛媛だったか。

道後温泉本館は入れるものの、改装中。来年2024年12月に工事が終わるとのこと。アーケードのある温泉街で、雰囲気というか作りは熱海に近い。鯛めしが名物とのこと。道後温泉本館近くに飛鳥乃湯泉と椿の湯がある。温泉は透明で、本当に温泉なのか…?といぶかったが、ちゃんと目に滲みたので、ただのお湯でないことは確かだ。

道後温泉から更に数キロ行った先の奥道後の温泉を勧められたが、時間が合わず断念。帰りに大街道にあるアーケードに寄る。

柑橘の種類が豊富で、どのジュースも美味かった。柑橘に対する愛ですね。

 

まじめえひめより(01ポンジュース|愛媛県)

 

長くなってきたので、この辺で。高知、香川の続きはまた。