よかれと思って大惨事

感情と思考の供養

所感

夕暮れすぎてきらめく街の灯りは

大きな木に淡紅色の花がついていた。桜が咲き始めたらしい。気付いたのは今日のことだった。樹の根に近いほうから花開いているらしく、上空は未だいささか寂しい。なぜ下方からなのだろう。暖かいからだろうか。栄養が行き渡りやすいからだろうか。幾日か寒…

雪国の踊り子

ここ2,3日冷えたものの、東京は次第に暖かくなってきてた。そろそろ桜のつぼみがふっくら丸みを帯び始めるのではないかと思われるくらいに、もうすっかり春の様相である。ぼちぼち春服にしなければいけないなあと思いながら、ファッション誌なるものをパラパ…

打席に立って大惨事

異動して3ヶ月が経った。泣きながら走り回っていることが多い。足腰の弱さ、姿勢の悪さも手伝ってか、特に腰が痛い。圧倒的疲労である。これは皇潤の出番だろうか。それとも世田谷育ちのグルコサミンだろうか。誰ぞ!誰ぞ有識者はおらんか!誰ぞこれへ! そ…

白梅香

本当に降るのだろうか。そう思いながら、赤信号の奥の空を見上げた。対象的な青に白い雲が散見された。1ヶ月振りに土曜、日曜と仕事が入ってしまった。木曜と金曜の深酒を悔いながら、土曜日の帰り道に社用車から空を眺めているとどうも降りそうにない気がし…

金ノ屈卮

空洞が広くなっている。 寂しいとは多分、少し違う。 出かけがてら久々にポケモンGOを起動したが、すぐにやめてしまった。携帯をポケットに入れ、不意に小学校の頃を思い出す。僕から少し上の年代までは恐らくポケモン直球ど真ん中の世代で。およそ20年前…