よかれと思って大惨事

感情と思考の供養

THE OMATSURI SAWAGI

流れ星が見えた。どうやらゴールデンウィークが逝ったらしい。と思ってからすでに1週間経っている。休みというのはいつだってそうだ。どれだけ待ち望んでも彼らの命は短く、いくら大切にしてもすぐに消えてしまう。感覚的にはセミに近いかもしれない。平日という暗くじめじめした土の中で長い間休みを待っているが、休みという清々しい外の世界の命は短い。いや、この例えイマイチだな。そうでもないな。うん、ごめん。なんか違うわ。忘れて。

そもそもゴールデンて。ゴールデンウィークて。黄金週間。学生の夏休みはなんだ?プラチナか?プラチナマンスか?僕にもプラチナマンスをおくれよ。4半期に1回でいいから!白金月を!それともダイアモンドマンスか?あるいは、値段がつけられないラブイヤーとかか!?

 

ゴールデンウィークの締め括りは敬愛するMATSURIスタジオのライブだった。日比谷野外大音楽堂で行われたTHE MATSURI SESSION。野音に行ったのは初めてだった。ゆらゆら帝国野音でやったDVDを見て、なんとも気持ちよさそうなところだと思ってはいたが、実際に行ってみると想像以上だった。例えばフジロックのような草木生い茂る完全自然というわけでもなく、かといってサマソニのように隔離された街中というわけでもなく。木々に囲まれてはいるもののそれよりも高いビルがあり、敢えて言うなら新宿御苑のような都会のオアシスというか、僕にとってそれらは新しい感覚で、居るだけで胸踊るようだった。

 

ライブレポートとしては、全体的に、特にZAZEN BOYZの時間が短く、悪ふざけというかAsobiがなかったので少し物足りなさを感じたものの、それでも最高だったなと思う。特に大トリの向井秀徳アコースティック&エレクトリックのアンコールで、演者全員のkimochiが聴けたのは、自問自答を期待していた僕でも感動のあまり白目を剥きながら膝を震わせるほどで、その効力たるや今だに続いているくらいだ。危うく召されそうになってしまった。会場の人たちも皆白目を剥いて揺れていた。深海生物のようだった。もちろんこれも白目で書いている。そしてYureru。

 

面白かったのは、そのライブ会場で妙齢の人妻美女Cさんに会ったことだった。妙齢と言っても、僕より10ほど上だろうか。顔は整っていて気さくな人で、言動がさっぱりしているというか歯に衣を着せぬといった物言いだ。初め声をかけられた時はどこぞのねずみ講デート商法の類だろうと眉間にマリアナ海溝ほどもあろうかという深い皺を作り、口は真一文字に結んで天岩戸宜しく殻に閉じ籠りを貫いていたのだったが、話をしていくにつれ警戒心ギリギリのところまで懐柔されてしまった。僕はひどい童貞気質でちょろいので。もう好きになっちゃったんですよね。美女に少し優しくされるともうダメんなんですわ。

 

印象的だったのが「イケメンだけど…マイワールドがすごそう」と言われたこと。会って1時間足らずで、よくもまぁそこまでわかるものだなと。友人も笑ってた。外見はさ、すぐわかるじゃないですか。「アッ!イケメンだ!」って。「こりゃあとんでもない逸材がきたぞ!!」って。

でも精神面を家宅捜索されるとは思わなかった。思わなかったけど、気持ちよかったんですよ。人は自分の認識と違った決めつけや断定をされると、加えてその人が嫌いであればあるほど言い方次第でかなり反発するというか否定すると思うんだけど、僕は簡単に籠絡されてしまったのでただ笑ってしまった。そしてそれが好印象として残っているのも面白い。お互いその場限りの人間関係と思っていたからという部分もあるだろうけど。多分好きになっちゃったんだろうな、あと5年早く出会っていたらなあとも思ったし。

人格というのは人との交流のなかで決まっていくのだろう。

 

美女関連で、ガッキーの話。

headlines.yahoo.co.jp

要約するとガッキーの優しさが飴で炸裂して女神に後光がって話なんですが、もうどうしようもないくらい美女なのにとんでもなく優しいなんて、好きになってしまうじゃないですか。ベッドで朝まで恋ダンスしたくなっちゃうじゃないですか。恋が愛に変わっちゃうじゃないですか。金曜夜にソファに座っている僕に抱きついてきて、「ねーねー、明日休みでしょ?私も休みなんだよ。何するー?」って聞いて欲しいじゃないですか。

欲しいじゃないですかッッ!!

 

すみません取り乱しました。 

休みの間、ほとんど誰かと時間を共にしていたので、少し寂しいのか、それとも9連休の反動で少々疲れているのか。

癒されたい、愛されたい、休みたい。ガッキーと。

仕事、行きたくない。