よかれと思って大惨事

感情と思考の供養

最弱王決定戦

最近物忘れがひどい。あまりにひどいので自分に言い訳をしている「はじめから覚えていないわけで、つまりは忘れていない。だから記憶力が悪いとか物忘れとかそういう問題ではない」と自分に言い聞かせているのだが、人から指摘されると

 

……ん?なんだか覚えのある文字列だ。なんだろうこの違和感は。

 

さて、私は頭、とりわけ記憶が弱いだけでない。身体も弱いのである。四天王なら「あいつは四天王の中でも最弱」と言われるタイプだ。いや、四天王など遠い夢。ドラゴンボールならヤムチャ仮面ライダーならショッカー、将棋なら歩。にも劣る。魚に例えるならば雑魚だ。普通は違う。普通は頭が弱いが身体だけは丈夫。これが定番だ。通知表は5教科が1や2になら、保健体育だけは5とかそういうのがバランスというものである。

 

先日、会社でデスクワークをしていた。飽きて少し伸びをすると、右の肩甲骨あたりにひどい痛みが走った。これは"やった"と思った。完全に筋肉をやってしまった痛みだった。デスクワークで負傷するとは。こんな"ク"を味わうなんて、"デスワーク"か。とツッコミたかった。ナンデヤネン、と。痛みで右腕が動かなくなっていた。早退して病院に行った。筋肉が異常に張っていると言われ、薬と湿布を処方された。

だいぶ良くなった一週間後、今度は左側の肩甲骨付近に同じ痛みが走った。うーん、ちょうど両方痛い。バランスを取っている場合か。周りには、扉を開くたび、ペットボトルのキャップを開けようとするたび、「大丈夫ですか?」「開けようか?」と薄笑いを浮かべてバカにされる始末。

 

これでも学生自分の体力測定(スポーツテスト?)はAとかBを取っていて、小・中学生は野球部で大声と汗を出していたこともあったというのに。あれは運動能力の話で丈夫さとか強さとは関係ないのか。しかし能力があれば強そうなものだが。

大声で思い出した。友人たちと酒を飲んで、そのままカラオケに行ったときのこと。2,3曲大熱唱して声を枯らしたころ、筋肉少女帯の戦え!何を?人生を!という曲を歌って喉を潰し、翌日から喉風邪をひいて向こう2週間声がでなくなったこともあった。

 

戦え!何を!?人生を!/筋肉少女帯

youtu.be

 

最弱四天王を結成したい。「ククク……あやつは最弱四天王の中では最弱。つまり一般的な価値観からしたら最強…もはや我らに勝ち目などない…」そう言いながら、決戦の日に点滴でも打ちながら白目で勇者を迎えたい。勇者が気を遣うくらい。