よかれと思って大惨事

感情と思考の供養

2019まとめ

今年ももう終わりである。年の瀬である。ギリギリになろうとも一年をまとめなければならない。幸い忘年会に参加していないので、今年のすべてを覚えている。一切を忘れることなく、怖いくらいにすべてを覚えている。覚えてはいるが、誤りがあるといけないの…

なにがガツンだ

アイスが好きで年中食っている。春夏秋冬である。ハーゲンダッツのようなアイスクリームやアイスミルク、ラクトアイスも好きだが、頭ひとつ抜きん出て好きなのは氷菓だ。口がさっぱりするからである。 今夏、いつも通りにガツン、とみかんを食べていたところ…

お忘れものはございませんか

我が家の家宝『ワスノン』 YouTubeをだらだらと流していると、ラジオだったり芸人のトークが出てくる。それを何の気なしに見ていると、この人たちはよくこんなに数々の面白いエピソードトークができるものだと感心する。僕には記憶がないので、エピソードト…

嘘だけど、沖縄では愛人のことを「あいんちゅ」と言うらしい

気が向いた時に漢文を勉強している。例えば春暁(春眠暁を覚えず…)や春望(國破れて山河在り…)などの有名なものが載っているテキストに何箇所かメモ書きする程度である。漢文など高校生以来まったく触ってこなかったが、テキストが易しいお陰で楽しく進められ…

少しだけ大人になった気でいる

先日誕生日を迎えた。少し早く寝て、起きると何件かおめでとうとメッセージが来ていた。ありがたかった。多分どんどんメッセージをやり取りする件数が減っている。人間関係が苦手だから仕方ない。 前回書いた記事がひどく雑で、旅行の仕方が効率が悪く段取り…

方方見聞録・宇都宮

どういうことかよくわからないが、かれこれ1年ほど方々に行った見聞録を書いていない。福岡や秩父、青梅や神津島に山梨などなど、結構色んなところに行っているのにもかかわらず、まったく見聞録が書けていない。なんで書けていないんだ。どこでどいういう体…

僕たちはいつもそれを問われている

友人の実家で友人家族と友人夫婦とBBQしているところに乱入してきたんですけど、なんで僕はこう気を遣えないかな。楽しかったな。家族という概念に新しい価値観が生まれました。、— 鈴木幇間斎 (@happy_diet12) 2019年8月10日 盆休み、幸い仕事も入らなかっ…

ゆっくりと刺さる

言葉には、大別すると即効性のものと遅効性のものがある。 言葉が刺さるというのだから、刃物で考えてみる。もちろん殴られることもある。 即効性は、名言・至言に多く、刃物で思い切り刺されたような感覚に陥るものとでも言えるかもしれない。これは案外傷…

貴様もツーポイントにしてやろうか!!

梅雨だからかもしれないけど、なんとなく気分が晴れずに生活が乱れています。例えばリモコンをそこらに投げっぱなしにしたり、洗濯物を畳まずにそのままにしたり。人間、そういうときにミスが起こりやすいんだろうなと思ったんですよ。 最近仕事が暇なくせに…

最終回の再放送は、無い

靄がかかったようにずっと頭がぼんやりしている。やることはあるはずなのに一向に進む気配がない。思考が重い。どうにも発見がない。本当は色んなことを考えていたはずなのに。毛布にくるまって時間をやり過ごすことが多くなった。直面する大きな問題がない…

滞っている

ぼんやりしているうちに10連休が終わった。特にどこに行くでもなく、そのほとんどを友人夫婦と過ごし、半ば僕も苦笑い。先日、その友人から本を頂戴した。村上龍の『五分後の世界』だった。以前、「限りなく透明に近いブルー」で挫折した経験があった。村上…

ある同級生への献文・下

da-shinta.hatenablog.com da-shinta.hatenablog.com 続き 僕と先生は、それから頻繁に連絡を取り合った。先生はKの不埒さを薄々勘付いていたらしく、僕の腹案に協力してくれた。僕の無闇に高い自尊心はひどく傷ついていて、Kを貶める案が次々と浮かんだ。必…

ある同級生への献文・中

da-shinta.hatenablog.com 続き 資格試験に必要な卒業証明書を受け取りに行った先で手持ち無沙汰だった僕は、いよいよ好奇心に負けてSNSを覗いてしまった。この行為について君になじられるのは構わないが、この誘惑に負けない自信があるのならば、というのは…

ある同級生への献文・上

今回はひとりの同級生のために書こう。それにあたって、まずは遅くなったことを謝罪したい。これについて書けと言われたときから随分と時間が経ってしまった。君の方は遠い彼方に片付き、心傷も既になくなっているかもしれない。僕がこれを書くことで不要に…

僕男前

世の中には色んな食べ物があるじゃないですか。 僕は食に興味ないんですけど、まあラーメンは好きなんですよ。最近はあまり食べていないけど、食事を固定化するのが好きなのも相まって、多いときには週4で食べてました。完全に身体を壊す食生活。食どころか…

でんせつの女医があらわれた

年が明けてたと思ったら、バレンタインデーである。なんだかチョコをあげたりもらったりの奇習だと聞いている。僕のような全裸ねじりハチマキおじさんには関係のないことだとも聞いているが、おそらく友人夫婦らは形式上であれ、茶色くて甘い固形物をあげた…

擬春

年末年始、秋田に帰省した。それからひと月経った。今の秋田にはあまり雪が積もっていないようだが、年末の新幹線を遅らせるほどの寒波には辟易とした。それでも、雪が吹いて曇り空という組み合わせに秋田らしいと思ったりした。 年始に戻ってくると東京は驚…

よかれと思って膝擦りむく

2019年です。どうやら2019年らしいです。聞いてません。誰も教えてくれなかったので知らん間に明けていたみたいです。本当に明けました?いや、どうだろう。どうですか?どうかなー。明けちゃってるかなー。もしかして年、明けてますか?明けちゃってますか…

2018まとめ

忘年会をするまでもなく、すべて忘れている。そもそも覚えていない。覚えていないものを忘れようがない。しかし、そうは言っても今年を振り返りたい。なぜならそれは大事なことだからだ。定期的に省みるべきなのだ。振り返りたいんだけど、ほとんどなにも覚…

出でよ二つ名

男とは二つ名がほしい生き物である。これは若かろうが年を取ろうが変わらない事実だ。二つ名とは、本名以外の別名・異名、あるいは代名詞的なものと捉えてもらうといいだろう。 有名なものでいくと、『鋼の錬金術師』だ。この漫画は二つ名のオンパレードであ…

自尊心承認欲求肥大化現象

(働き方改革はたらきかたかいかくハタラキカタカイカク……) 22時を過ぎ、昼間とは打って変わって随分暗くなったフロア。口の中で小さく繰り返す。 通勤よりも空いた電車に揺られながら、帰りが遅いのは僕が無能だからかと考える。 仕事で疲れ、飯も食わずに…

合間に音楽

セミが鳴くのをやめ、やっと資格試験が終わった。 と書いてはや2ヶ月。セミはベランダ?バルコニー?テラス?で息を引き取り、勝手に骨を埋めようとしている。冗談じゃない。家賃を払って欲しいくらいだ。そして木々はもう紅葉し始めている。もう季節が変わ…

最弱王決定戦

最近物忘れがひどい。あまりにひどいので自分に言い訳をしている「はじめから覚えていないわけで、つまりは忘れていない。だから記憶力が悪いとか物忘れとかそういう問題ではない」と自分に言い聞かせているのだが、人から指摘されると ……ん?なんだか覚えの…

ミランダ・カーの甘酒のCM

見たことありますか?ミランダカーの甘酒のCM。ミ・ランダカー?ミラン・ダカー?(サッカーのクラブ?)この前電車に乗っていた時に偶然見かけたんですけど、なんか面白いんですよ。 CMなんて斜に構えて見ていけば無理矢理でも難癖つけられると思うんですけ…

頭の引き出し

最近物忘れがひどい。あまりにひどいので自分に言い訳をしている。「初めから覚えていないわけで、つまりは忘れていない。だから記憶力が悪いとか物忘れとかそういう問題ではない」と自分に言い聞かせるのだが、人から指摘されるとあぁそういえばと思い出す…

肯定の別れ

先月誕生日を迎えてしまい、どうやら28か29歳になった。歳を取るにつれ、自分の歳はおろか誕生日もあやふやになってしまっている。何かの申し込み用紙に誕生日を書き込むとき、たまに1,2日間違ってしまうくらいなので、人に祝ってもらってやっと誕生日に気づ…

遠き白河の関

仕事の合間を縫って、スマホで甲子園の決勝の速報を追っていた。最近では甲子園をほとんど見ていなかったのに、100回大会ということもあって盛り上がっていることも興味をひいた。強豪ひしめく中、秋田金足農が1回戦突破したときから試合を追うようになった…

苔テラリウム

仕事が忙しい。月の残業時間が従来の3倍くらいになっている。3倍ですよ、3倍。シャアもびっくりニュータイプ。目の前が血に染まって赤い彗星。1日15時間とか働くこともざらなんです。僕だって殺伐としてしまいますよ。コンクリート・ハカバこと東京にはね、…

monument valleyというアプリ

「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」で有名なエッシャーをご存知だろうか。 先日、友人に上野の森美術館で開催されているミラクルエッシャー展に行こうと誘われた。ミラクル。よい響きだ。それだけで行きたくなる。芸術だけでなく全てに疎い私だが、エッシャー…

閉店しました

疲れて会社を飛び出し、帰宅のために電車に飛び乗る。ぼんやりとし、目の焦点が合っていないことに、一駅過ぎてしばらくしてから気づく。日が随分長くなったはずだが、もう空は暗くなっていて僕の疲れた顔を窓が映し出していた。電車内を眺め回すと、アニメ…