よかれと思って大惨事

感情と思考の供養

僕男前

世の中には色んな食べ物があるじゃないですか。

僕は食に興味ないんですけど、まあラーメンは好きなんですよ。最近はあまり食べていないけど、食事を固定化するのが好きなのも相まって、多いときには週4で食べてました。完全に身体を壊す食生活。食どころか身体にも興味のない、豪のものにしかできない強気スタイル。家族は全員日本人。大きく身体を壊したことがないからそんなことができるのだろうけど。でもやっぱり「健康第一」。

ところで、「真面目が一番」という言葉。真面目。確かに大切。しかし、「安全第一」ともいう。一体なんなんだ。「健康・真面目・安全」どれが一番なんだ結局。いい加減にしてくれ。

 

ラーメンといえば、僕の拙い記憶では、醤油、味噌、塩、豚骨。それがメジャーだと思っていた。ところが、最近ではそれ以外にもいろんなメニューが増えた。その中で、つけ麺はあまり食べない。油そばはうまい。

つけ麺。だいたいなんなのだ、スープにつけるのが面倒臭い。初めから浸かっている状態で持ってきてくれ。しかし考えてみると、つゆにつけるもり蕎麦やそうめんは許せる。許すどころか積極的に食べる。むしろ好きだ。うどんは太いのもあってちょっと食べづらいが、まぁ食べる。基準がラーメンにあるせいでそう思うんだろう。頼むから浸かった状態で持ってきてくれ。な。食べやすさを追求しよう。(既にスープに)つかり麺はどうだ。まったく新しいからこれはうけるぞ。世のラーメン屋各位にこの素晴らしい画期的なアイディアを無償で提供しましょう。

 

あとは「麺は冷たい、スープは熱い」という組み合わせだ。バランスを取るな。しかも終盤になるに従って、麺がつけ汁の熱を吸ってぬるくなっていく。味だって最初はしょっぱいのにどんどん薄くなっていく。しょっぱかった分、余計に薄く感じてしまう。そんな変化あってたまるか。変な趣向を凝らすな。ビストロスマップのキムタクか。

そもそも、ぬるくてうまいものなんかあるものか。フランス料理か。食べたことないけど。熱いのか冷たいのかはっきりしてくれ。曖昧な態度はいずれ嫌われるのだぞ。

 

ここまでさんざん言ったが、 友人言うところの「お前つけ麺が嫌いなだけだろ」というツッコミで目が覚めた。そうか、僕はつけ麺が嫌いなだけだ。なんのかのと理屈をこじつけて、自らの趣向を正当化しようとしただけではないか。

しかし、これって案外根の深い話じゃないか?寓話的というか。世の中には結構こういうこと、つまり嫌いということを自覚せず、滔々と欠点を並べて敬遠することが。理由が先に来て、感情、判断があとにくることが。具体的に?それはちょっと思い浮かばないけど、批判はしないでください。