よかれと思って大惨事

感情と思考の供養

所感

苔テラリウム

仕事が忙しい。月の残業時間が従来の3倍くらいになっている。3倍ですよ、3倍。シャアもびっくりニュータイプ。目の前が血に染まって赤い彗星。1日15時間とか働くこともざらなんです。僕だって殺伐としてしまいますよ。コンクリート・ハカバこと東京にはね、…

monument valleyというアプリ

「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」で有名なエッシャーをご存知だろうか。 先日、友人に上野の森美術館で開催されているミラクルエッシャー展に行こうと誘われた。ミラクル。よい響きだ。それだけで行きたくなる。芸術だけでなく全てに疎い私だが、エッシャー…

閉店しました

疲れて会社を飛び出し、帰宅のために電車に飛び乗る。ぼんやりとし、目の焦点が合っていないことに、一駅過ぎてしばらくしてから気づく。日が随分長くなったはずだが、もう空は暗くなっていて僕の疲れた顔を窓が映し出していた。電車内を眺め回すと、アニメ…

サボテン

犬は人に付き、猫は家に付く。とはよく言ったもので、よく言ったものでとは言っても詳しいことは私にはわからないけど、会社から社用車の駐車場までの間に猫がよく丸まっている。その鎮座たるや、まるでその場所の主と言わんばかりの立派なものである。その…

やっときゃよかったお勉強

英語がわからない。まったくと言っていいほど、英語がわからない。そもそも日本語だってよくわかってない。間投詞とはなんであるのか。連体形が何を連ねているのか、恥ずかしながらわかっていない。文章を読んだり会話をしていて、(あっ!これ連体形だ!)…

ほとんど透明のようなブルー

厚手のものはさすがに時間がかかるが、暖かくなって洗濯物がよく乾くようになった。洗濯物自体が薄手になっているのもあるかもしれない。寝巻きも少し薄手のものになった。春という季節は24℃なんて暑いものだったかしら。毎年夏みたいな春に辟易とする。 風…

桜応募券にて

数日暖かい日が続いたためか、桜がいつの間にやら咲いている。団子のようにわさわさと集合したように咲いている。もう随分春だ。すこぶる眠い。私の田舎では、桜が咲くのは4月末頃になる。そのために卒業や入社のような、節目の桜に違和感を感じ続けている。…

ラリー

元々寝つきがよく、朝になっても目の覚めない人間だ。そのはずなのに、ここ1ヶ月近く、寝ても目が覚めてしまうような生活を送っている。あるいは、説明しづらいのだけれど、腕や脚の神経がうまく反応していないというか、力が入りづらくなるような感覚があ…

気付けスズキ

スズキは激怒した。必ず、かの無為徒食の冷凍庫を働かさねばならぬと決意した。スズキにはほぼ何もわからぬ。偏差値もIQも20くらいだ。スズキは、都のカイシャインである。法螺を吹き、なにとも遊ばず一人ひっそり暮らしてきた。けれども残業に対しては、人…

合縁奇縁

ホームに駆け上がり、息を弾ませたまま新幹線に乗り込む。年末年始だからか、覚悟していたよりも人が多い。盛岡行きに飛び乗り、足早に車内を進み空席を探す。おじさんが通路側に身を乗り出していて歩きづらい。背負ったショルダーバッグが当たらないように…

共通言語と合言葉と

今年も12月に入って久しく、残すところもあと1週間ばかりとなった。 今年の流行語は「インスタ映え」「忖度」だったそうだ。インスタと呼ばれる写真を投稿するSNSの存在は知っているが、実際に使用したことはない。そもそも僕のような老人界の新人王が撮った…

ミライ

朝、携帯と時計の目覚ましに起こされる。昨日深酒したことを部屋の臭いで感じる。空き缶と氷の溶けたコップが机に散乱しているのが見える。なんとなく自分も酒臭いような気がする。今日はマスクをしようと思う。 朝日というのはどこまでが朝日なのだろう。昼…

想像力と眼鏡

目が悪い。ここ数年、眼精疲労に悩まされている。仕事でパソコンを見続けているからかもしれない。あるいはそれ以外でスマホを見続けたり、本を読んだり漫画を読んだりパソコンを眺めているからかもしれない。しかしこれらは仮定の話であり、実際のところ、…

私の本棚

読書家の友人に、「貴様の薄汚れた気持ちの悪い本棚について、ブタ面に汗をかきながら書け」という意味の丁寧語をかまされたので、今回はそれに則って書いていこうと思う。 まず本棚そのものなんだけれど、家には3つある。その中の細長い1つはイケアから買っ…

台風と頭の靄

天候のことばかり話す人を天候居士と言って、天気のことしか話せない無能な作家を指した。という話があった。 タリム。そんな名前の付けられた台風18号が通り過ぎた。これは日本を徹底的に縦断していった。月曜が敬老の日で3連休だった。台風が過ぎ去ったあ…

今日一日

人に言われてはたと気付く。正確には思い出す。そういえば今日は誕生日だった。 およそ半年ぶりに休日出勤をする。あまりに久し振りで、仕事があることを忘れてしまう。朝、辛うじて思い出して、けたたましく鳴る目覚ましを止める。合間を縫って振動する携帯…

4人はさすがに入らない

さて、趣向を変えて今回はなぞなぞから始めましょう。 もんだい:会社に2本、社用車に2本、鞄に1本、家に1本。これなーんだ。 こたえ:『傘』 皆さんのような傘プロレタリアと違って、僕は傘に関してはブルジョワジーなんです。現在6本所持しています。実際…

センチメンタル状態におけるフラッシュバック現象

2週間ほど前の水曜日ことだったか。仕事ばかりで身体も鈍ってきたことだし少し走ろうかとバッティングセンターから帰ってきて筋トレをしながら思い、筋肉の悲鳴を聞きながらワイヤレスのイヤホンを耳にはめ、ランニングシューズを履いた。トボトボ走りなが…

縁と賞味期限

4月下旬だったか、渋谷で凡そ5年振りに後輩に会った。大学生の頃に一緒にバイトをしていた、後輩というよりも友人のような人間だ。ここ5年ほど全く連絡は取っていなかった。連絡を取ったきっかけは、なんだかLINEのタイムラインとかいう不要なところに「横浜…

親子二代のマドロスなのに

ゴールデンウィークである。『ゴールデン』の名を冠するにふさわしい連休だ。GWに入る前、上司が仕事をしているのを横目に、僕はせっせとスケジュールに『有給所得奨励日』と打ち込んでいた。またあるときは、連休を決め込もうという僕のことを、上司がスラ…

ゴロワースの香り、あるいは氷の溶ける音

お洒落な文章を書いてみろ。 正面に座っていた同期は、ビールで顔を真っ赤にしながら俺にそう言った。 自分でもわかるような引きつり笑いをして、小さく頷いた。ぬるくなったビールをあおった。 ──土台無理な話だ。 なぜなら俺は自分が洒落ていないことを知…

夕暮れすぎてきらめく街の灯りは

大きな木に淡紅色の花がついていた。桜が咲き始めたらしい。気付いたのは今日のことだった。樹の根に近いほうから花開いているらしく、上空は未だいささか寂しい。なぜ下方からなのだろう。暖かいからだろうか。栄養が行き渡りやすいからだろうか。幾日か寒…

雪国の踊り子

ここ2,3日冷えたものの、東京は次第に暖かくなってきてた。そろそろ桜のつぼみがふっくら丸みを帯び始めるのではないかと思われるくらいに、もうすっかり春の様相である。ぼちぼち春服にしなければいけないなあと思いながら、ファッション誌なるものをパラパ…

打席に立って大惨事

異動して3ヶ月が経った。泣きながら走り回っていることが多い。足腰の弱さ、姿勢の悪さも手伝ってか、特に腰が痛い。圧倒的疲労である。これは皇潤の出番だろうか。それとも世田谷育ちのグルコサミンだろうか。誰ぞ!誰ぞ有識者はおらんか!誰ぞこれへ! そ…

白梅香

本当に降るのだろうか。そう思いながら、赤信号の奥の空を見上げた。対象的な青に白い雲が散見された。1ヶ月振りに土曜、日曜と仕事が入ってしまった。木曜と金曜の深酒を悔いながら、土曜日の帰り道に社用車から空を眺めているとどうも降りそうにない気がし…

金ノ屈卮

空洞が広くなっている。 寂しいとは多分、少し違う。 出かけがてら久々にポケモンGOを起動したが、すぐにやめてしまった。携帯をポケットに入れ、不意に小学校の頃を思い出す。僕から少し上の年代までは恐らくポケモン直球ど真ん中の世代で。およそ20年前…