仕事が忙しい。月の残業時間が従来の3倍くらいになっている。3倍ですよ、3倍。シャアもびっくりニュータイプ。目の前が血に染まって赤い彗星。1日15時間とか働くこともざらなんです。僕だって殺伐としてしまいますよ。コンクリート・ハカバこと東京にはね、癒しなんてどこにもありゃしないんですよ。
先日サボテンでも愛でれば人間性が芽生えるのではないか、という話をしたのだけれどそれよりもどうしても癒しが欲しくなって緑を購入することに決めた。癒しがなければこの卑しく干上がった精神はもう持たないと直感が叫んでいる。
サボテンのメリットは
・観葉植物のように場所を取らない
・水やりの手間があまりかからない
・環境の変化にも比較的強い
・一見不細工に見えて花を咲かせたり可愛い一面も
・「サボテン見に来ない?」と女の子を家に呼べる(ただしイケメンに限る)
しかし、サボテンも所詮は植物。虫が湧いたりするらしい。僕は虫が苦手だ。もしくは病気になって白いフワフワを実らせたりするらしい。癒されたいのにそんなの嫌だよ花を咲かせ。子供がわたあめと間違って口にしたらどうするんだ!
ではサボテンの代替になるものはなんだろう。
そう、苔だ。
先日、苔テラリウムなるものを購入した。
苔テラリウムは基本密閉空間で空気に触れることもなく、虫害も少ない。しかも強く、環境が悪くても仮死状態で命を繋ぐだけでなく復活することもあるらしい。なんて格好いいんだ。苔になりたくない?苔から学ぶ。みたいな本ありそうじゃない?僕も一旦仮死状態になってから、仕事が落ち着いた辺りに復活したい。
日陰かつ涼しいところで保管ということで、廊下の調味料などを置いてある棚に収納した。
購入してから2ヶ月というもの、結局1度見たかどうかだ。そしてこの前、また一瞥したらなんと葉が茶色に変色している!お前も暑さに負けたか!?それとも仕事か!?客と上司がアレでコレでケツを蹴り上げてやりたいって!?わかるよ、今の俺にはお前の気持ちが痛いほどわかるよ!まあ1杯飲めよ、な?
動物を愛でていても人間性があっても、悪事を働くやつはいますからね。むしろ癒しのない殺伐とした状態の方が危険だ。僕と苔テラリウムに必要なのは休息とお酒ってことだ。そういう教訓だ。休むのも仕事ってんなら僕が代わってあげたい。
苔と供に日陰でひっそりじっとり生きていこうと思います。